小さな組織ではありますが、当事務所が業務を行う上で大事にしていることを示すことは、双方にメリットがあると考え、以下の「しないこと5か条」を公開します。
- 電話しない
- 安売りしない
- 共感しない仕事はしない
- 押し売りしない
- 偉そうにしない
1. 電話しない
これは突然の電話を意味するもので、事前に双方で時間を決めて行う電話はもちろんOKです。
この「電話しない」の趣旨は、双方の時間を無駄にしたくないという思いに基づくものです。突然かかってくる電話というのは、かけられた方からすると業務を中断させられてしまいます。
電話をかける方は至急かもしれませんが、かけられる方は他の至急の業務を行っている最中かもしれません。
また、電話に出ることができたとしても、そもそも何の要件かわからなければ当然のことながら準備もできていませんし、結局詳細な打ち合わせをするために資料の準備など時間のロスが生じたり、もう一度電話をかけ直すことになりかねません。
そのため、このサイトには電話番号を掲載しておりません。
はじめてのご連絡の際には、お手数ではありますが、お問合せページからのご連絡をお願いします。
既に、当事務所代表の安部と名刺交換をさせていただいた方は、メールアドレスをご存知と思いますので直接メールでご連絡をいただいても結構です。
もちろん、メールよりも電話で話した方が早いという内容はあります。その場合は、事前に日時を決め、何を議論するのかお互いに承知した上で電話することにしております。
電話が嫌いというよりも、ムダな時間を省きたいという考え方をご理解ください。
なお、顧問先からの電話は連絡帳に登録しているため、電話があった場合は至急の要件と判断し電話を取っていますし、取れない場合はすぐに折り返しをします。
2. 安売りしない
当事務所は、知識や経験をビジネスとしています。
今の時代、ネットで検索すれば大抵の情報は入手できます。しかし、人に深く関係する人事労務という仕事に正解はなく、また合理性だけでも解決はできません。
数多くある情報の中から、その状況にあわせて、限りなく正解に近い答えを選ぶ、そして培った経験に基づき、覚悟を持って解決策を提示する、そんな仕事です。
当事務所では、依頼を検討されている方の安心のために、業務内容、料金、よくある質問などを常に更新し続けて掲載しております。また、当事務所の「こだわりと約束」にも記載しているとおり、「顧客満足度の重視」「報酬以上の価値の提供」を目指しています。
当事務所の知識・経験に価値を感じない方、他事務所との相見積もりを行いたいという方は、どうぞ遠慮なく他事務所にご依頼ください。
3. 共感しない仕事はしない
当事務所は、「こだわりと約束」にも記載しているとおり、「いい会社」を目指す会社を本気で支援します。
「いい会社」とは、「人を幸せにする経営」を行っている会社です。
「人を幸せにする経営」とは「日本でいちばん大切にしたい会社」で有名な法政大学大学院の坂本光司教授が提唱する考え方で、従業員とその家族、外注先・仕入先、顧客、地域社会、株主など、会社に関わるすべての人を大切にする経営のことです。
「社会、そして未来に価値を提供する会社を支援したい」、これが当事務所の目指すところです。
これは、顧問先と長く深くお付き合いができる関係、お互いに成長しあえるパートナーのような関係を理想としています。
逆に言えば、「顧客第一」「従業員を大切にする」と言っていても実は口先だけ、本当は「社長とその家族だけが幸せであれば良い」「従業員なんてどうでもよい」といった会社は、まったく共感しませんので高額の報酬であっても絶対にご依頼を受けません。どうせ、そんな会社に未来はありません。
このような考えに行き着いたのは、元々国家公務員という特殊な組織で働いていた経験があるからかもしれません。
「国家公務員」という肩書の凄さは、在職時にも意識していたつもりですが、退職してから痛感しました。国家公務員のときは、様々な方が挨拶と称して近付いてきましたし、長いお付き合いをしたいと正直ちやほやされました。
しかし、いざ退職すると、びっくりするくらい離れていきます。別に悪いこととは思いません。ただ、皆さん自分の利益に正直に生きているんだな、と思うわけです。
そんな経験があるからこそ、今でもお付き合いいただいている方は今後も大切にしたいと思っていますし、当事務所は「共感」を大切にして仕事をしていきたいと思っています。
また、国家公務員は「国民への奉仕」という立場なので、当然顧客を選べません。夜になるとほぼ毎日電話をかけてくる酔っぱらいであってもです。。。😵💫
そのため、仕事を選ぶことができる現在の環境にとても満足しています。
4. 押し売りしない
あえて書く必要もないほど当たり前のことなのですが、当事務所は押し売りをしません。
当初は「しないこと3か条」としていましたが、ある日、同じ会社(○○生命保険)から1日3件も押し売り訪問を受け、2018/2/15に、4つ目として追加しました。
事務所への訪問営業だったのですが、ピンポンを鳴らされて対応すると、すべて別の人でしたが同じ会社。。。
その都度業務が中断させられ、改めて集中するのにも時間を要しますし、本当にムダな時間を費やすことになり、事務所の入口に「○○生命保険は押すな」(※ ここでは伏せ字にしていますが、実際には会社名も入れました)という紙を貼りました。
営業活動はすべての会社に必要な行為です。
しかし、電話でも訪問でも、双方にメリットを感じることができる時間を過ごしたいものです。売ろうと思って営業をしているのに、嫌われるなんて最悪なことですし😵
もちろん、当事務所は顧客満足度を重視しているため、顧問先にとってメリットのある提案や情報提供は積極的に行っていきます。
5. 偉そうにしない
開業する際に、士業に対してどのようなイメージがあるのか、経営者にヒアリングをしたことがあります。その際に、
- 先生として振る舞っていていつも偉そう
という指摘があったのですが、他士業を含めて親しい士業の方々はみな腰が低く謙虚な方ばかりであったため、正直「昔はそんな士業もいたかもしれないけど、今はかなり減っているだろう」と思っていました。
しかし、2025年に入って、もっと外部と交流を持とうと一念発起し、色々な士業の方々と会いましたが、
- 本当に、士業って偉そう・・・😑
なんですね。私自身、人間関係に鈍感、というより気が利かない方ですが、そんな私でも「こいつ偉そうにしているな・・・」と感じてしまうくらいですし。
偉そうに振る舞っていないと自分の尊厳を保てないと思っているのであれば気の毒な人ですが、周囲にはストレスしか与えないため、私自身はそうならないように、またそう見られている可能性もあるため自戒を込めて、
- 偉そうにしない
を2025/5/12に、5つ目として追加しました。
正直、長い間「しないこと4か条」としていましたが、キリよく「しないこと5か条」にしたいなと思っていたので、ようやく5つ目を見つけてうれしいです🤭